読もう読もうと思っていてずっと積んどいた本
先に映画版を見てしまったので
ちょっとそのギャップに戸惑ってしまった
映画は映画で良かったけど 別物だったな
特に森宮さんの印象は
いい人から⇒とっても面倒な人になったw
母の顔も知らない自分は
外づらだけは良かったので
年上のご婦人方から
可愛がってもらう事が多かった
みなさん、母親だと思ってねと言って下さる
母親のように優しく愛情をもって接して下さる
でもやっぱり
本当の母親ではないし本当の娘ではない
言い方悪いけど所詮他人だ
本作の主人公 優子ちゃんには五人の父と母がいる
優子ちゃんはその全員を大好きだと言うけれど…
いい人ばかりの優しい世界は理想だけど現実は…
悪い人ばかりの酷い世界だってありえるよなぁ
なんてごちゃごちゃ 厄介な事を考えつつ読了
いろいろいろいろ考えさせられる小説だった
学校で友人たちとの揉め事の後の
優子ちゃんの台詞が妙に心に残ってる
「だいたいのことは、どう動こうと関係なく、
ただぼんやりと収束していくのだ。」
彼女はこうやってそれまでの人生を生きて来たのかな?
と、穿った見方しか出来ない人間の
個人的な感想ですw
それでもやっぱり最後はうるっとしましたとさw