ひまつぶし

ねっこの親ばか成長記録や御朱印巡りの記録など日々の備忘録

【俳句勉強中】水ヨーヨー割れて弾けた夏祭り

水ヨーヨー割れて弾けた夏祭り     花てまり

輪になって見よう見まねの盆踊り     花てまり

夕立に駆け出した手にりんご飴     花てまり

 

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お盆も過ぎて、幾分か暑さも緩んで来たように感じる今日この頃。見上げる空も青く高く、吹く風もさわやかで…なんて、思ったのもつかの間。今日も今日とて体温越えの暑さ予報。秋の気配なんて微塵も感じられない。まだまだ夏は終わらないようだ。

今年はカレンダーの並びの関係で、丸っと一週間のお休みがとれた。といっても祖父が亡くなってからこれまで、盆休みにどこかへ出かけた覚えがない。

お盆の支度から始まり、盆迎え、施餓鬼の法要、来客、新盆見舞い、そして盆送りが終わってからの片づけと、盆中はなにかと忙しいのだ。

 

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子供の頃、お盆になると毎年、近所の神社で行われる地域の夏祭りが楽しみだった。広い境内には、紅白の垂れ幕や提灯で飾り付けられた櫓が組まれ、その周りを老若男女、大勢の人が何重もの輪になって踊るのだ。櫓の上では坊主頭のおじさんが威勢よく大太鼓を威勢よく叩き、スピーカーから大音量で流れてくる曲は”東京音頭”に”花笠音頭”、”炭坑節”なんてのもあったかな?懐かしい。

お祭りの当日。神社の世話役だったじいちゃんは朝から社務所に詰めて祭りの準備をしていた。他にも白い割烹着をかけたおばちゃんたちが炊き出しをしたりしていて、近所の子供たちと遊びに行くと、炊き立てのおこわを「食べてきな」と一人づつの手のひらに乗っけてくれるのだけれど、それがほんとに美味しくて、何度もお代わりを貰ったっけ。

日が暮れると浴衣を着せてもらって、昼間とはまるで違う神社の境内の様子に、ちょっとドキドキしながら踊りの輪に入る。踊りは誰に教えてもらうことなく、大人たちの見よう見まねで覚えたような気がする。もう何十年も踊っていないのに、今でもふりを覚えてるの不思議だ。

そうして夏祭りが終わると夏休みも残りわずか。子供心に夏の終わりを感じたものだ。

 

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お祭りの出店で好きだったのが「ヨーヨー釣り」と「りんご飴」なのでそれぞれ入れ込んで一句作ってみたけど。わたしの俳句ってただの状況説明でしかないな、って思ってしまう。なんというか言葉の先の広がり?深まり?がないの。うーん