こちらも積どく本からようやく読んでみた本
高校生だった主人公・外村くんが
学校の体育館のピアノの調律に来た
調律師・板鳥さんとの出会いをきっかけに
個性豊かな先輩たちに囲まれて
調律師として成長していく物語だ
”「焦ってはいけません。こつこつ、こつこつです」”
という板鳥さんの言葉通り 物語も
先輩たちとのやり取りや客先でのエピソードが
こつこつ、こつこつと丁寧に積み重ねられていく。
外村くんの祖母の葬儀の後の兄弟の場面が良かったな。
中学生に上がる年 お小遣いを貯めて
カセットテープにダビングして擦り切れるまで聞いた
……レコードにカセットテープw まさしく昭和だw
クラッシックが好きだった父の影響もあるが
という小説の影響が大きかったように思う
そんな大好きなショパン絡みで読んだ
読んでいる間中
ショパンの曲が次々と頭の中を流れていて
それが楽しかったのだけれど
今回『羊と鋼の…』では静寂の中
所々で澄んだ音叉の音だけが聞こる気がしたのが
なんだか不思議で面白かったな
うーん、うまく表現できないのだけれど
言葉数の多さに圧倒され
押し寄せてくる言葉の波に溺れそうになった
自分にとってはそんな作品だった
まだまだ成長途中の外村くんや
双子姉妹のその後の活躍とか
個性豊かな先輩たちの過去や未来の話し
作者さん続編書いてくれないかなぁ
他の作品も読んでみようと思った
年に数度の読書熱到来中で読みたかった本を
二日に一冊くらいのペースで片っ端から読んでる
ので、まだしばらく読書メモ続きますw
自分でも読むのはやい方だと思うんだけど
年々増えていく読みたい本に追いつく日は
一生来ないんだと思うw